ベンガル湾で航空勢力も運用した日米豪英の共同訓練 海自「かが」参加

ベンガル湾で航空勢力も運用した日米豪英の共同訓練 海自「かが」参加

ニュース画像 1枚目:左からクイーン・エリザベス、カール・ヴィンソン、かがを先頭にした編隊の上空を飛行するCVW-2とR08搭載のF-35
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Haydn N. Smith
左からクイーン・エリザベス、カール・ヴィンソン、かがを先頭にした編隊の上空を飛行するCVW-2とR08搭載のF-35

日米豪英の4カ国は、2021年10月15日(金)から10月18日(月)にかけてベンガル湾で共同訓練「Maritime Partnership Exercise」を実施しました。アメリカ海軍とイギリス海軍はそれぞれ、「カール・ヴィンソン(CVN-70)」と「クイーン・エリザベス(R08)」の空母、海上自衛隊はヘリコプター搭載護衛艦「かが(DDH-184)」、オーストラリア海軍は「バララット(FFH-155)」などが参加しました。CVN-70にはF-35CライトニングIIとCMV-22Bオスプレイなどを擁する第2空母航空団(CVW-2)、R08にはイギリス空軍とアメリカ海兵隊のF-35BライトニングIIなど、艦載されている固定翼機を含めた演習が実施されました。

演習では、対潜戦、空中戦、水上射撃、洋上補給、航空機のクロスデッキ、海上阻止が実施されました。あわせて、海上通信などで4カ国の海軍種が相互運用性の強化や、インド洋地域での運用強化に取り組みました。

CVN-70を旗艦とする第1空母打撃群(CSG-1)は、8月にサンディエゴを出港後、ハワイなど太平洋を経て横須賀基地に短期入港し、その後は海自や日本周辺でパトロール中のR08などとの演習を重ね、最近では10月11日(月)から10月14日(木)にかけて、日米豪印の4カ国による演習「マラバール2021」をベンガル湾で実施していました。インド洋での演習は、積み重ねた演習の成果を確認しつつ、各国の強力により、集合体での能力を最大限に発揮できるよう細部にわたり調整を続けています。

■演習Maritime Partnership Exercise参加部隊
・海上自衛隊
  ヘリコプター搭載護衛艦 かが(DDH-184)
  護衛艦 むらさめ(DD-101)
・アメリカ海軍
  空母 カール・ヴィンソン(CVN-70)
  CNV-70搭載CVW-2
  巡洋艦 レイク・シャンプレーン(CG-57)
  駆逐艦 ストックデール(DDG-106)
  補給艦 ユーコン(T-AO-202)
  P-8A
・イギリス海軍 空母 クイーン・エリザベス(R08)
  R08搭載617 SQN、VMFA-211など
  45型駆逐艦 ディフェンダー(D36)
  23型フリゲート ケント(F78)
  23型フリゲート リッチモンド(F239)
  給油艦 タイドスプリング(A136)
  補給艦 フォート・ヴィクトリア (A387)
  アメリカ海軍 ザ・サリヴァンズ (DDG-68)
 ・オーストラリア海軍
  フリゲート艦「バララット」
  補給艦「シリウス」
※各艦搭載ヘリ、搭載航空機
■米英空母搭載機
・CVW-2所属飛行隊
第147戦闘攻撃飛行隊 (VFA-147) アルゴノーツ F-35C
第2戦闘攻撃飛行隊 (VFA-2) バウンティ・ハンターズ F/A-18F
第113戦闘攻撃飛行隊 (VFA-113) スティンガース F/A-18E
第192戦闘攻撃飛行隊 (VFA-192) ゴールデン・ドランゴンズ F/A-18E
第136電子攻撃飛行隊 (VAQ-136) ガントレッツ EA-18G
第113早期警戒飛行隊 (VAW-113) ブラック・イーグルズ E-2D
第30艦隊支援多任務飛行隊(VRM-30)タイタンズ CMV-22
第4ヘリコプター海上作戦飛行隊 (HSC-4) ブラック・ナイツ MH-60S
第78ヘリコプター海洋攻撃飛行隊 (HSM-78) ブルー・ホークス MH-60R
・クイーン・エリザベス空母打撃群:搭載機
第617飛行隊(617 SQN)ダムバスターズ F-35B
第211海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-211)ウェーク・アイランド・アヴェンジャーズ F-35B
815海軍航空隊(815 NAS) ワイルドキャットHMA.2
825海軍航空隊(825 NAS) マーリンHC4/4A
845海軍航空隊(845 NAS) ワイルドキャットHMA.2
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