自衛隊は2021年11月2日(火)、沖縄県とその周辺海空域で航空機も使用した2021(令和3)年度離島統合防災訓練を実施します。2020年度の訓練は新型コロナウイルスの影響で中止されており、2年ぶりの実施です。動員する航空機、車両などは例年より規模が小さく、新型コロナウイルス感染症に配慮しながら、万一の事態に対応する能力を磨く訓練となります。
訓練は、離島を含む突発的な大規模災害の対処を実動を伴う訓練を通じ、自衛隊の離島災害対処能力の維持・向上、関係防災機関などとの連携の強化が目的です。熊本市の健軍駐屯地に総監部を置く陸上自衛隊西部方面隊や海上自衛隊、航空自衛隊、在日アメリカ軍などが参加し、航空機の運用を計画しています。
西部方面隊は、UH-60JAとCH-47JAを1機ずつの計2機と人員約150名、空自は航空総隊と航空支援集団のCH-47JとC-130HまたはKC-130Hを1機ずつの計2機と人員約60名、海自は輸送艦「くにさき(LST-4003)」と人員約180名が参加します。