新明和工業、固定翼無人機「XU-S」を対馬で飛行 海洋ごみ空撮調査

新明和工業、固定翼無人機「XU-S」を対馬で飛行 海洋ごみ空撮調査

ニュース画像 1枚目:固定翼無人機「XU-S」
© 新明和工業
固定翼無人機「XU-S」

新明和工業は2021年11月1日(月)から11月4日(木)まで、対馬空港を離発着し、対馬島周辺海域の海洋ごみ空撮調査を実施します。期間中に計5航路が設定されていますが、いずれも対馬空港から対馬島西側海上に向かう計画です。使用する機体は、新明和工業が製作した固定翼型無人航空機「XU-S」です。

飛行調査では、地表または水面から150メートル(m)未満の高度をフライトします。4日間とも、8時から17時までに実施しますが、天候の都合で飛行しない場合もあります。

固定翼型無人航空機XU-Sは全長2.5メートル、全幅6メートル、全高0.4メートルの大きさで、電池含む重量17キログラム、主翼と胴体は黒、尾翼は白の機体です。情報通信や情報収集分野などを想定し、特に自然災害や事故、遭難をテーマに、セキュリティー維持を目的に監視・観測を実施するため長時間の滞空時間を実現する機体として開発されています。

これまでに国内では2019年10月に新潟県新潟市西区で実験飛行、2020年10月には佐渡空港で電波伝搬特性試験、2020年11月から12月にかけて兵庫県淡路市で広域空間の環境観測を目的に飛行しています。

メニューを開く