A319neo、100%持続可能な航空燃料で飛行

A319neo、100%持続可能な航空燃料で飛行

ニュース画像 1枚目:100%SAFで飛行したA319neo
© AIRBUS
100%SAFで飛行したA319neo

エアバス、ダッソー・アビエーション、フランス国立航空宇宙研究所(ONERA)、フランス運輸省、サフランは2021年10月28日(木)、持続可能な航空燃料(SAF)のみで単通路機を運航するフライトと、その研究に着手しました。CFMインターナショナル製のLEAP-1Aエンジンを搭載したエアバスA319neo試験飛行機が100%SAFで飛行しました。今後、地上・飛行試験を経て、2022年にも最初の結果が公表される予定です。

SAFは現在、通常の航空燃料に混合され、使用されていますが、今回はSAFのみで飛行する試験です。100%SAFは、主に使用済み食用油とその他の廃油から水素化処理を経て精製されており、ルアーブル近郊のノルマンディーで生産され、トタルエナジーズが供給しました。一連の試験で約57トンのSAFが使用されます。

エアバスは、ドイツ航空宇宙センター(DLR)と協力し、地上・飛行試験中に100%SAFから排出される物質の特性評価と分析を担当します。サフランは燃料機関とエンジンの適応状況、さまざまな100%SAF燃料の最適化の互換性研究を実施します。ONERAは、航空機システムと燃料の適合性分析でエアバスとサフランをサポート。ダッソーは互換性の研究を担当しています。

なお、エアバス・グループでは2022年から、エアバスヘリコプターH160のサフランヘリコプター・アラノエンジンの互換性とエンジン操作性の試験にも利用される予定です。

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