ボーイング、ドバイ・エアショーで777Xが世界デビュー

ボーイング、ドバイ・エアショーで777Xが世界デビュー

ニュース画像 1枚目:ボーイング777X イメージ
© Boeing
ボーイング777X イメージ

ボーイングは2021年11月14日(日)から11月18日(木)まで、「ドバイ・エアショー 2021」でボーイング777Xを地上展示します。777Xが世界的な航空ショーに展示されるのは、これが初めてです。

エアショー期間中、ボーイング777-9飛行試験機は、地上展示だけでなく、飛行プログラムにも参加します。777-9に搭載されるGE9Xエンジンは、アメリカ連邦航空局(FAA)の認証を取得しており、これまでの777型に搭載されていたGE90-115Bエンジンと比べ燃料消費量を10%削減し、同じ大きさのエンジンと比べ5%優れた燃費を達成する設計が採用されており、排出ガスの低減、運用コストの抑制にもつながります。

開発が進められている777Xは、ドバイ・エアショーに合わせて貨物機の発売も注目されています。貨物機が正式発表されるか、さらにその際のローンチカスタマーにカタール航空が入っているかが焦点です。エアバスはA350-1000型ベースの貨物機開発をすでに発表しており、その顧客としてカタール航空が取り沙汰されています。

このほか、世界的に注目されている環境問題の対応では、ボーイング737-9 ecoDemonstrator、エティハド航空の787-10ドリームライナーを展示します。2021年にボーイングがアラスカ航空と取り組んでいるecoDemonstratorで、燃料、温暖化ガス排出や騒音を削減し、安全性をさらに向上させるおよそ20項目を主に試験する飛行機を展示します。また、エティハド航空と取り組んだ過去のecoDemonstratorの787-10も展示され、一連の環境に配慮した技術が揃えられます。

防衛部門では、F-15EXイーグルII、T-7Aアドバンストパイロットトレーニングシステムなどに加え、無人システムなどを含めて展示。航空機としては、MV-22オスプレイ、KC-46Aペガサス、P-8Aポセイドン、C-17グローブマスターIII、AH-64アパッチ、CH-47Fチヌークなどが集結します。

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