AIRDOは、2021年12月1日(水)から特別塗装機「ロコンジェット北海道」を運航します。ボーイング767-300ER型で、全日本空輸(ANA)から導入する機体記号「JA607A」を約5年間、特別塗装として運航します。羽田発着の札幌・新千歳、旭川、函館線などに投入される予定で、運航前日に特設ホームページでスケジュールが公開されます。描かれる「ロコン」はポケモンに登場するキャラクターで6本の尻尾が特徴のきつねです。
デザインは、AIRDOのボーイング767型機の右側にAIRDOイエローとロコン、左側にAIRDOブルーとマイナス50度と極低温の冷気の息を吐くことができる「アローラロコン」が描かれ、左右それぞれに異なる塗装が施されます。ロコン・アローラロコンは左右の胴体に4体、尾翼に1体ずつ描かれ、AIRDOのコーポレートカラーのイエロー、ブルーを使い、北海道の空の旅を華やかに彩るデザインです。
機内では、シートのヘッドレストカバーは、3席並びの左右にロコンたちがくつろぐ様子、中央には覗き込むロコンたちが描かれます。ロコンのポケモン図鑑番号にちなみ、37列目には中央席と同様に2匹のロコンたちがデザインされます。ドリンクサービスでは、客室乗務員がオリジナルエプロンを着用し、オリジナル紙コップで提供されます。ロコンジェットでは、機内にポストカードやステッカーを用意し、希望する乗客に配布される予定です。
この特別塗装機は11月8日(月)、ポケモンと北海道が包括連携協定を締結し、北海道の活性化に向けきつねポケモンの「アローラロコン」と「ロコン」を北海道内外にPRする「北海道だいすき発見隊」として任命、さまざまな活動を展開します。AIRDOはこの取り組みに賛同することから、その連携策として特別塗装機を通じた就航地域の振興に取り組みます。
特別塗装が施される「JA607A」は、ANAでは10月中旬に運航を終了し、11月5日(金)に那覇空港へフェリーされています。ここで塗装作業を経て、AIRDOの定期便に投入される予定です。「JA607A」は2002年8月にANAが導入した機材で、国際線に投入されていた2007年1〜4月に「国際線就航20周年」ロゴが付けられた時期があります。