ボーイング、737-800BCF改修施設 ロンドンとカナダ・ケロウナに開設

ボーイング、737-800BCF改修施設 ロンドンとカナダ・ケロウナに開設

ニュース画像 1枚目:ロンドン・ガトウィック空港の施設
© Boeing
ロンドン・ガトウィック空港の施設

ボーイングは2021年11月14日(日)、ボーイング737-800貨物専用機(BCF)への改修ラインとして、イギリスのロンドン・ガトウィック空港に1本、カナダのケロウナ国際空港に2本を新たに追加すると発表しました。この貨物改修ラインで製造を手がける契約として、アイスリースから11機の改修を受注しています。

2022年にガトウィックのボーイングが保有するメンテナンス、修理、オーバーホール(MRO)施設を737-800BCFの改修ラインに変更します。また、2023年にケロウナのKFエアロスペースの施設に2本の改修ラインを開設します。

ボーイングは2021年に広州エアクラフト・メンテナンス・エンジニアリング・カンパニー(GAMECO)、コオペラティヴァ・オートジェスティネリア・デ・サービシオ・エアロインダストリアル(COOPESA)とも新たな737-800旅客機の貨物機へのBCF改修ラインの開設で合意しており、2022年に順次、稼働する予定です。今回の3本の改修ラインの開設合意で、南北アメリカ、アジア、ヨーロッパに改修施設を展開し、各施設でeコマースなどで膨らむ貨物機への需要に対応します。今後20年間で、ボーイングは1,720機の貨物機改修が必要と予想しており、737-800BCFの改修への対応を強化することで、ニーズに応えます。

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