米海兵隊と陸自、12月にMV-22などを使い東北・北海道で実動訓練

米海兵隊と陸自、12月にMV-22などを使い東北・北海道で実動訓練

ニュース画像 1枚目:VMM-262のMV-22Bオスプレイ
© U.S. Marine Corps photo by Sgt. Danny Gonzalez
VMM-262のMV-22Bオスプレイ

アメリカ軍再編で沖縄から回転翼機とティルト・ローター機などを県外移転した訓練が、2021年12月4日(土)から12月17日(金)にかけて実施されます。この訓練移転にあわせ、陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の実動訓練「レゾリュート・ドラゴン21」を組み込みます。陸自と海兵隊は、それぞれの指揮系統に従い、共同して作戦を実施する場合の相互連携要領を実行動で訓練します。宮城・岩手・青森県の王城寺原演習場、岩手山演習場、八戸演習場、北海道の矢臼別演習場、陸自の東北方面航空隊が所在する霞目駐屯地などが使用されます。

海兵隊から、普天間の第1海兵航空団第36海兵航空群第262海兵隊中型ティルト・ローター機飛行隊(VMM-262)、キャンプシュワブの第3海兵師団第4海兵連隊、陸自からは東北方面特科隊、東北方面航空隊など第9師団第5普通科連隊が参加します。航空機は、アメリカ側がMV-22を10機、AH-1を3機、UH-1を3機、CH-53を4機ほどずつ、陸自はAH-1を3機、UH-1を4機ほど使用します。この訓練には、アメリカ空軍で横田所属ののCV-22が2機程度、参加する予定です。

訓練は、陸自の領域横断作戦(CDO)と海兵隊の機動展開前進基地作戦(EABO)を踏まえ、日米の連携を向上します。この訓練は、日本国内で陸自・海兵隊が実施する最大規模の実動訓練で、東北方面隊と海兵隊が複数の演習場を使用し、空中機動作戦に関連する訓練、対戦車ヘリによる射撃訓練、対艦戦闘訓練などを実施します。

期日: 2021/12/04 〜 2021/12/17
メニューを開く