スターフライヤー、ペット同伴2回目の検証実施 機内のアレルギー対策を確認

スターフライヤー、ペット同伴2回目の検証実施 機内のアレルギー対策を確認

ニュース画像 1枚目:ゲージに入れたペット同伴サービス イメージ
© スターフライヤー
ゲージに入れたペット同伴サービス イメージ

スターフライヤーは2021年12月、羽田/北九州線の2往復4便を利用し、機内ペット同伴サービス(仮称)の2回目の検証フライトを実施します。10月に1回目の実証実験を実施しており、今回は機内のアレルギー対策として、獣医師の指導による研究結果などの知見を活かし、動物の毛の飛散を抑えるペットクレート(ケージ)を利用し、高機能微粒子フィルタによる機内換気により、徹底したアレルギー対策を検証します。さらに、空港や機内、宿泊先までのペット同伴の移動環境、宿泊時の顧客体験を含め、協業企業と協力した、旅行の流れも同時に検証します。

ペット同伴モニター搭乗者の使用する座席は、対象便の最後列27列目です。空港内と機内ではペットクレート(ケージ)から同伴するペットは出せず、餌を与えることもできない状態で、他の乗客と交わる機会を減らす目的で、優先搭乗で先に機内に入り、降機は一般客が終えてから降機します。ペットは搭乗前のブラッシング、ペットはマナーウエア(おむつ)着用でケージに入り、シートカバーが設置されます。

機内ペット同伴サービス(仮称)の検証フライトは、羽田発の往路は12月5日(日)の SFJ85便、復路は12月6日(月)のSFJ82便で、JR 九州ステーションホテル小倉に宿泊、地上交通は北九州第一交通を利用。北九州発の往路は12月5日(日)のSFJ86便、復路は12月6日(月)のSFJ81便で、ICIホテル浅草橋に宿泊、地上交通はkmモビリティサービスを利用します。

スターフライヤーは2022年春にも、国内線定期便に機内で旅客とペットが一緒に旅行できる機内ペット同伴サービス(仮称)の導入を目指しています。検証フライトを通じ、ペットアレルギー、毛の飛散などの対応を検証しており、スターフライヤーのコールセンターには、待ち望む顧客から肯定的な声も寄せられています。

なお、各種調査・研究によると動物アレルギーの大半は、動物の毛や唾液に触れて発症するとの結果が出ています。動物の臭いなどから間接的にアレルギー反応がでることはほとんど症例がなく、毛の飛散を極力抑えるペットクレートと機内の高機能フィルタによる換気で、限りなく抑制できると考えられています。検証フライト対象便の予約客で、当該便へ搭乗を希望しない場合、手数料無しで変更・払戻に対応します。

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