中ロ爆撃機4機、日本海〜東シナ海〜太平洋へ飛行 外交ルートで重大な関心

中ロ爆撃機4機、日本海〜東シナ海〜太平洋へ飛行 外交ルートで重大な関心

ニュース画像 1枚目:H-6爆撃機 「20214」
© 統合幕僚監部
H-6爆撃機 「20214」

統合幕僚監部は2021年11月19日(金)、中国とロシアの航空機が日本海から東シナ海、宮古海峡を経て太平洋に進出し、それぞれ中国、ロシアへ戻る特異な飛行が行われたと公表しました。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し、対応しました。この飛行に伴う領空侵犯はありません。11月21日(日)にはフジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演した林外相は、この飛行に関連し、外交ルートで「地域安全保障の観点からわが国として重大な関心を表明している」と言及しています。

飛行したのは、中国のH-6爆撃機とロシアのTu-95爆撃機がそれぞれ2機ずつ、計4機です。公開されている画像から、H-6は「20214」「2021X」(Xは不明)、Tu-95は「RF-94186」「RF-94192」でした。

ニュース画像 1枚目:Tu-95爆撃機 「RF-94186」
© 統合幕僚監部
Tu-95爆撃機 「RF-94186」

日本周辺での中ロの共同飛行は、2021年3月に日本海、オホーツク海、太平洋の日本周辺をA-50を含む8機、2019年7月には日本海で中ロの飛行に韓国、日本がそれぞれ対応した事例などがあります。今回は、特に宮古海峡まで南下し、台湾まで近い地域への飛行となっており、外相も関心を示す事案となっています。

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