エアバス・ヘリコプターズ、ブラジル海軍に初の海軍仕様H225M納入

エアバス・ヘリコプターズ、ブラジル海軍に初の海軍仕様H225M納入

ニュース画像 1枚目:エクゾセAM39ミサイルを機体側面に装備するブラジル海軍のH225Mヘリコプター
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エクゾセAM39ミサイルを機体側面に装備するブラジル海軍のH225Mヘリコプター

エアバス・ヘリコプターズは2021年11月24日(水)、ブラジル海軍向けに海軍仕様のH225Mを納入しました。サン・ペドロ・ダ・アルデイア海軍航空基地に配備され、ブラジル海軍は対艦戦や海上監視などの任務能力を強化します。

この海軍仕様のH225Mは、エアバス・ヘリコプターズのブラジル子会社、ヘリブラスが開発。多用途ヘリコプターH225Mでこれまでに製造された派生系で、最も複雑な構成が採用されています。自機を防御するフレア、対艦ミサイル(MBDA エクゾセAM39 B2M2ミサイル)、戦術レーダー、海軍ミッションシステムなどを搭載。ブラジル海軍の厳しい要求を満たす仕様のH225M納入により、エアバス・ヘリコプターズは高い戦術能力も保有する機種として、新たな任務能力に道を開く開発となりました。

開発の中でも、対艦ミサイルの能力は2015年に着手し、2020年6月に実施された発射試験を成功裏に終え、今回の納入へとつながりました。海軍向けH225Mは、ブラジル政府が2008年に契約した一部で、陸海空軍向けに計50機が納入されるうちの1機種です。50機の納入契約のうち、39機が引き渡しされており、組み立て作業はブラジルでヘリブラスが手がけています。

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