クロアチア、ラファール導入を正式契約 フランス空軍12機

クロアチア、ラファール導入を正式契約 フランス空軍12機

ニュース画像 1枚目:ラファール イメージ
© DASSAULT AVIATION
ラファール イメージ

フランスのマクロン大統領とクロアチアのプレンコビッチ首相が出席し、フランス国防省のパルリ大臣、クロアチア国防省のバノジッチ大臣、ダッソー・アビエーションのトラピエCEOは2021年11月25日(木)、ラファール12機の売買契約と関連するロジスティクス支援の契約を締結しました。契約は、フランス空軍からラファール戦闘機12機と関連装備の提供、運用するクロアチア空軍の訓練支援を包括的に提供する取り決めです。

クロアチア政府は空軍向け多目的戦闘機(MRFA)プログラムで国際入札を実施し、2021年5月に「ラファール」を選定していました。クロアチアがダッソー製の戦闘機を使用するのはこれが初めてとなります。クロアチアのMRFAプログラムは、現行のMiG-21戦闘機が2024年にも退役する計画から、早期導入が可能な戦闘機が要求されていました。

ダッソーは正式締結にあたり、ヨーロッパのクロアチアと新たな信頼関係を築き、予定通りクロアチア空軍での運用を開始できるように取り組むと改めて強調しています。ラファールはフランスをはじめ、エジプト、インド、カタール、ギリシャに採用されており、クロアチアで5カ国目です。

クロアチアのMRFAプログラムでは、アメリカからロッキード・マーティン製のF-16C/Dブロック70戦闘機、スウェーデンからサーブ製のグリペンC/D戦闘機、イスラエルから中古のF-16C/Dブロック30戦闘機が提案されていました。

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