ソラシドエアとAIRDOの中間決算、収入改善・営業損失額も縮小

ソラシドエアとAIRDOの中間決算、収入改善・営業損失額も縮小

ニュース画像 1枚目:ソラシド エア イメージ (kopさん 2021年7月撮影)
© FlyTeam kopさん
ソラシド エア イメージ (kopさん 2021年7月撮影)

ソラシドエアとAIRDOは2021年11月26日(金)、それぞれ2022年3月期中間決算(2021年4月~2021年9月)を発表しました。営業収入はコードシェア販売分を含め、ソラシドエア、AIRDOとも約115億円、両社合計で231億円で、2021年度の中間決算から45%増となりました。営業損失や純損失の額も2社とも縮小しています。両社は2022年10月をめどに共同持株会社を設立し、独立性・ブランドを維持しながら、関係強化をめざしています。

営業利益は、2社とも赤字でソラシドエアが40億円、AIRDOが30億円の損失でしたが、損失額は縮小しています。新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う緊急事態宣言の発令と、複数回にわたり延長されるなど人の移動への影響が長期化し、需要は弱含みの状況が続きました。こうした状況から、両者とも需要に応じた生産量の変更に取り組み、固定費を含む経費削減に取り組み、営業費用の抑制につなげました。

AIRDOは、引き続き整備関連費用の低減、国内チャーター需要獲得による収支改善、旅客需要に応じた機動的な運航体制の構築など、徹底したコスト削減と増収策に取り組む方針です。ソラシドエアも需要に応じた弾力的な運航で変動費の抑制と固定費の削減を実施しながら、九州・沖縄の需要回復に取り組みます。

なお、両社とも2022年3月期の業績見通しは、合理的な算定が困難として、開示が可能な時点で公表します。

■ソラシドエアとAIRDOの2022年3月期中間決算
単位:百万円ソラシドエアAIRDO両社計両社計
(2020年9月期)
ソラシドエア
(2020年9月期)
AIRDO
(2020年9月期)
営業収入11,55711,59123,14815,9578,1447,813
営業費用15,58514,65830,24329,80914,92414,885
営業利益△4,027△3,067△7,094△13,852△6,780△7,072
経常利益△3,877△3,033△6,910△13,609△6,445△7,164
中間純利益△1,734△1,978△3,712△12,231△5,466△6,765
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