全日本空輸(ANA)のエアバスA380型「FLYING HONU(フライング・ホヌ) 」3機は、成田国際空港で駐機し、本格的な出番を待っています。ハワイ路線に投入される機材としてフライング・ホヌが導入され、コロナ禍で無ければ3機揃って成田に留まることは珍しいこと。2021年10月に3号機が成田に飛来し、現在のコロナ禍の状況から、3機揃いの様子が公開されました。今回、改めてフライング・ホヌの3機を紹介します。
ANAのA380はホノルル路線への投入が決まっており、ハワイで神聖、かつ出会うと幸福や繁栄が訪れると伝えられる生き物、ウミガメをテーマとしました。そのウミガメをハワイ語で「ホヌ」と呼ぶことに由来し、空飛ぶウミガメ「フライング・ホヌ」が誕生しました。
1号機(機体記号「JA381A」)は2019年3月、成田空港に到着。ブルーを纏い、機首にはパッチリと大きな目を開けた顔が描かれ、愛称は「ラニ」と命名されています。A380による成田/ホノルル線の初便、2019年5月24日(金)に定期便に投入されました。
2号機(機体記号「JA382A」)は2019年5月、成田空港に到着。エメラルドグリーンを纏い、機首には微笑む顔が描かれ、愛称は「カイ」と命名されています。成田/ホノルル線には、2019年6月から投入されました。
10月に成田へ到着した3号機(機体記号「JA383A」)は、サンセットオレンジを纏い、機首には大きな目に長いまつ毛が特徴の顔が描かれ、愛称は「ラー」です。この機体だけはまだ、ホノルルに行ったことはありません。11月29日(月)現在、「ラー」のデビュー日は決まっておらず、ホノルル線への投入を待ち侘びているようにも見えます。
新たな変異株の登場で、もう少し海外旅行の再開時期が遅くなると思っている方も多いでしょう。それでも、国内の感染状況が落ち着いていれば、これまで全国にチャーター便でフライトしたように、フライング・ホヌたちを国内で見る機会がありそうです。
■フライング・ホヌ 12月〜1月上旬の予定 <レストラン FLYING HONU 12月開催日> ・12月4日(土) ・12月5日(日) ・12月18日(土) <チャーター便> ・2022年1月1日(土):2022年元旦・初日の出フライト