エンブラエル、E195-E2を有望市場のマレーシアで展示

エンブラエル、E195-E2を有望市場のマレーシアで展示

ニュース画像 1枚目:エンブラエルのE195-E2、愛称は「TechLion」
© Embraer
エンブラエルのE195-E2、愛称は「TechLion」

マレーシアのクアラルンプールに隣接するスバンのスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港で開催された「スランゴル・アビエーション・ショー」でエンブラエルのE195-E2型が展示されました。この機体の愛称は「TechLion(テックライオン)」で、最新性能が搭載された旅客機をアピールしています。マレーシアは東南アジアの中でも、150席未満の航空機の需要が見込まれている有望な市場です。

E195-E2は2019年4月、ブラジル民間航空庁(ANAC)、アメリカ連邦航空局(FAA)、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を取得しています。試験飛行を通じ、設計概要の仕様より優れていることが確認され、消費燃料は予想よりも1.4%削減でき、現行のE195型と比べ、1座席あたり25.4%減を実現しているほか、メンテナンスコストも20%削減できます。騒音レベルも最も低いレベルにあり、環境に優しい航空機として世界から受注を獲得しています。

エンブラエルは東南アジア、特にマレーシアでは今後10年間に150席未満の新しい民間航空機として60機の需要を見込んでおり、セールス活動の一環として最新鋭機を展示しました。マレーシアはマレーシア半島だけでなく、サバ州とサラワク州の東マレーシアを結ぶため、150席未満の航空機が大型航空機を補完し、新たな路線開設、既存の路線の便数増につながる可能性があります。

この機体「TechLion」は、ドバイ・エアショーで展示後、ヨルダンのクイーンアリア国際空港、ナイロビのジョモ・ケニヤッタ国際空港を経由し、クアラルンプール近郊まで飛来しました。

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