ピーチ、初のA321neoLR受領 関空発着ホノルル・ブリスベンに就航可能

ピーチ、初のA321neoLR受領 関空発着ホノルル・ブリスベンに就航可能

ニュース画像 1枚目:A321neoLR
© Airbus - David Velupillai
A321neoLR

航空機リース会社のエア・リース・コーポレーション(ALC)は2021年12月8日(水)、ANAグループの格安航空会社(LCC)のピーチ(Peach Aviation)にエアバスA321neoLR型を納入したと発表しました。機体記号(レジ)「JA901P」で登録される予定で、ALCがエアバスに発注し、ピーチに長期契約でリースされます。ピーチのA321neoLR導入は、この機体が初めてです。

ピーチは2018年にA321LRを2機購入契約しました。中距離路線を展開する機材として導入を決定し、その後に同型機の発注を追加し、計6機を受領する計画です。

「JA901P」は、2021年6月に初飛行。最近ではALCの発表前日の12月7日(火)に飛行しています。エンジンはCFMインンターナショナル製のLEAP-1Aエンジンを搭載しており、A320neo型と同系統のエンジンです。

A321LRは、単通路機のA320ファミリーの1機種で、最大航続距離は7,400キロメートル(km)です。新型エンジンを搭載するA320neoは6,500kmで、約1,000km長く飛行できます。ピーチが本拠地とする関西国際空港からの直線距離では、A320neoでシンガポールやデリーに飛行でき、A321neoLRはこれらに加え、ハワイ・ホノルルやオーストラリアのブリスベンに就航可能です。

新たな機種の導入で、ピーチはA320ceo、A320neo、A321neoLRとA320ファミリーの3機種を揃え、コロナ禍からの回復に合わせ、就航地の拡大に取り組むとみられます。

ニュース画像 1枚目:A321neo LR インフォグラフィック
© AIRBUS
A321neo LR インフォグラフィック
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