エアバス、世界初H160をオールニッポンヘリコプターへ納入

エアバス、世界初H160をオールニッポンヘリコプターへ納入

ニュース画像 1枚目:オールニッポンヘリコプター向けH160
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オールニッポンヘリコプター向けH160

世界初のH160ヘリコプターが2021年12月10日(金)、オールニッポンヘリコプターへ納入されました。神戸のエアバス・ヘリコプターズの施設で納入式典が行われ、2022年の運航開始まで、飛行訓練と報道用ヘリとして情報収集を目的とする特殊な機器が装備されます。このH160ヘリコプターは、2021年1月にフランス・マリニャーヌで初飛行を実施していました。

H160は、2020年7月にヨーロッパ航空安全庁(EASA)から型式証明を取得し、2021年5月に日本の航空局(JCAB)、2021年9月にブラジル民間航空局(ANAC)から型式証明を取得しました。JCABの認可を受け、オールニッポンヘリコプター向けのH160も日本で飛行が可能になっています。

オールニッポンヘリコプターは報道取材用に現在、H135を5機、AS365を5機、運航しており、世界初のH160を加えます。

H160は、海底油田などの洋上輸送、救急医療、公共サービスなど幅広い任務に対応する多目的ヘリコプターとして設計されています。H160はユーロコプターAS365ドーファン/EC155の発展型です。AS365N3+以降の改良が加えられ、チュルボメカArranoエンジンを搭載し、高性能化・低騒音化しています。

また、パイロットの操作をサポートする最新のアビオニクス「ヘリオニクス」をはじめ、各種の自動化機能や安全性能を備えています。静粛性を確保する低騒音のブルー・エッジ(Blue Edge)ブレードを搭載し、視界の広いキャビンを採用しています。このため、パイロット・乗客とも快適な飛行時間を過ごすことができます。

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