エアバスは2021年12月14日(火)、エアバス・コーポレート・ジェットTwoTwenty(ACJ220)初号機がカナダ・ミラベル空港で初飛行したと発表しました。ACJ220初号機は、仮レジ「C-FTWU」で登録されています。この機体は、ファイブ・パーム・ジュメイラ・ドバイを運営するファイブ・ホテルズ・アンド・リゾーツ向けにコムラックスが運航する予定です。コムラックスによると、この初号機は2022年1月2日(日)から、ファイブ・ホテルズ向けに客室仕様の改修を始め、2023年初頭から運航する計画です。
ACJ220は、エアバスA220-100型をベースとしたプライベート・ジェットです。航続距離は10,500キロメートル(km)、12時間以上を飛行でき、日本発でみると羽田から直線距離でロサンゼルスやロンドンに直行便を運航できます。定員19名で1人あたり73平米のスペースを確保し、機内には6つのVIPリビングエリアを設けることができます。
ACJ220は5月からミラベル工場で最終組立ライン(FAL)で作業が進められ、11月にロールアウトしていました。エアバスによると、この機体は数週間以内にコムラックスに納入され、アメリカ・インディアナポリスのコムラックス施設でVVIPキャビンの艤装作業が実施されます。インディアナポリスでは今後、15機が客室の艤装が実施される予定です。