エミレーツ航空は2021年12月16日(木)、123機目のエアバスA380型機をハンブルクで受領しました。この機体は、A380として最後の機体で、「A6-EVS」として登録されています。エアバスが納入した251機目のA380です。フェリーフライトで離陸した際、周回して工場上空に再び現れ、製造地に別れを告げてから、ドバイへ向かいました。
エミレーツ航空はA380の保有機数がを最も多い航空会社で、2000年のファンボロー・エアショーで発注しました。アメリカ同時多発テロから6週間後に開催されたドバイ・エアショー 2001で15機を追加発注し、航空・旅行業界が不安定な中に明るいニュースをもたらしました。今回の最後のA380の受領も予定より前倒しで導入し、コロナ・パンデミックにあるものの、旅行需要の回復に前向きな予想を打ち出しています。
受領したA380は、ファースト14席、ビジネス76席、プレミアム・エコノミー56席、エコノミー338席、計484席を搭載しています。ファーストクラスは当初から装備されているシャワースパはそのままに、機内ラウンジスペースを設け、全クラスで楽しめる最新の機内エンターテインメントシステム「ice」などがアップグレードされ、エミレーツ航空の旗艦機として最上級のサービスを提供しています。