次期戦闘機F-X開発、1月からイギリスとエンジン共同実証へ

次期戦闘機F-X開発、1月からイギリスとエンジン共同実証へ

ニュース画像 1枚目:次期F-Xと協力するテンペスト エンジン イメージ
次期F-Xと協力するテンペスト エンジン イメージ

防衛省は2021年12月22日(水)、次期戦闘機F-X開発とイギリスの「テンペスト(Tempest)」と呼ばれる将来戦闘航空システム(FCAS)開発が共同で技術追求を可能とする取決めに署名したと発表しました。日本の次期F-Xは、航空自衛隊のF-2戦闘機の後継機として、開発が進められています。今回、イギリス国防省と2023年1月から、エンジンの共同実証事業の開始を確認しています。エンジンに加え、サブシステムレベルでの協力の実現可能性も検討を進めます。

7月に来日したイギリスのウォレス国防相は、日英間の防衛協力が新たな段階に入ったと強調し、空母の日本寄港だけでなく、次期戦闘機開発を含む幅広い議論を深めていました。イギリスは「チーム・テンペスト(Team Tempest)」として将来戦闘航空システム(FCAS)開発を進めており、日本のF-X開発との協力深化と実現可能性を検討していました。日英防衛当局は、サブシステムレベルの共通化の程度についても共同分析を実施します。

サブシステムでは、イギリスは「テンペスト」に搭載する次世代電子機器の飛行試験や評価のため、ボーイング757旅客機を改修した機体愛称「エクスカリバー」を導入し、飛行試験プログラムを実施することが発表されています。

ニュース画像 1枚目:次世代電子機器を飛行試験するボーイング757 イメージ
次世代電子機器を飛行試験するボーイング757 イメージ

次期戦闘機F-Xの国際協力では、ロッキード・マーチンをインテグレーション支援の候補企業に選定し、日米間の相互運用性(インターオペラビリティ)確保のため、2021年度からアメリカと協力して新たな事業を開始しています。エンジン、搭載電子機器(アビオニクス)などのサブシステムは、開発経費、技術リスク低減をめざし、アメリカ、イギリスと協議を続け、協力の可能性を探ってきました。また、将来のネットワークについては、8月から対外有償軍事援助(FMS)で共同検討を開始しています。

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