東京・羽田空港「羽田グローバルウイングズ」と川崎市殿町「キングスカイフロント」をつなぐ新しい橋「多摩川スカイブリッジ」が2022年3月12日(土)15時に開通します。羽田側の環状8号線と、川崎側の国道409号が結ばれます。羽田・川崎を結ぶビジネスだけでなく、房総半島からのアクセス、撮影スポット巡りと、幅広い用途で利便性が高まります。
この開通により、羽田空港周辺と京浜臨海部の移動距離が短くなり、両地区の連携によるヒト・モノ・ビジネスの交流が活性化、国際競争力の強化が期待されています。空港関連では、川崎市殿町に所在するANAケータリングサービス川崎工場は、大師橋を使用する一般道、または首都高を利用する経路で10キロ弱のところ、多摩川スカイブリッジで6キロ程度と短くなります。
羽田と房総半島を結ぶ道路も、首都高・湾岸環八〜アクアラインの利用に加え、一般道を利用することも可能になり、渋滞発生の多い首都高を避け、空港にアクセスする選択肢が増えます。
飛行機を撮影するスポット巡りにも便利になります。羽田空港の撮影スポットの1つ、川崎市側の浮島町公園は、羽田空港から向かう場合は大師橋を経由する必要があります。多摩川スカイブリッジを経由すると、移動時間・距離とも短くなり、時間帯による撮影スポット移動にも便利になります。
多摩川スカイブリッジの橋の長さは約675メートルで、50cc未満の原付バイク、軽車両は通行できません。なお、自転車と歩行者は専用レーンを使用できます。