12月24日はクリスマス・イブ。サンタクロースが今、世界地図でどこにいるか追跡できるウェブサービスをご存知ですか？今夜、家族で、特に子どもたちといっしょに楽しいイブを過ごす3つのサンタ・トラッカーをご紹介します。
■北アメリカ航空宇宙防衛軍団(NORAD)
NORADのサンタ追跡は66年続く伝統あるサービスです。NORADは、アメリカとカナダ軍が共同で空域の安全確保を主任務とする軍の部隊ですが、クリスマスの時期は専用のオペレーションセンターを設け、本気で子どもたちのためにサンタを追跡しています。
はじまりは1955年、新聞広告に地元企業が子供たち向けにサンタへ直接電話できる告知が間違って印刷されたこと。電話はサンタではなく、NORADの前身、中央防衛航空軍基地(CONAD)の司令官ハリー・シュープ大佐につながりました。大佐は機転をきかせ、子どもたちにサンタの最新情報を伝えたことをきっかけに、現在のシステムが構築されてきました。
NORADのサンタ追跡は、アメリカ東部標準時の2021年12月24日(金)4時開始、日本では同日の18時からです。現在は専用のオンラインサイト、アプリでも確認でき、日本語も用意されています。
■Flightrader24
「Flightrader24」は、リアルタイムに世界の民間航空機の飛行情報を確認することができるウェブサービスを提供しています。世界の航空ファンや航空関係者に大人気のサービスです。クリスマスの時期だけは、特別にサンタクロースの追跡も可能です。世界中を飛び回る飛行機と共に、すでに世界中の子どもたちにプレゼントを配るため飛び回るサンタを確認できます。
航空情報サイトらしく、サンタの便名は「SANTA1(サンタワン)/R3DN053」、機種は「Sleigh(そり)」、機体記号(レジ)は「HOHOHO」と表示。一般の民間機と同じデータを保ちながら、サンタクロースが忙しく世界を飛び回る様子が楽しめます。
Googleも毎年、子ども向けにサンタクロースが世界各地をそりで巡る動きをGoogle Earthから確認できるよう、追跡情報を提供しています。19時のスタートまでは、サンタが世界の子どもたちにプレゼントを配り終えられるように起きてもらため、ユーザーに手伝いを求めるゲームも実施。参加型なサービスも、Googleの特徴です。
今年のクリスマスは、家族・友人・子供たちと世界中を巡るサンタを地図上で楽しんでみませんか？