22年ぶり日本へ飛来、エアバス「ベルーガ」のルート振り返る

22年ぶり日本へ飛来、エアバス「ベルーガ」のルート振り返る

ニュース画像 1枚目:神戸空港を離陸するベルーガ (simokさん 2021年12月25日撮影)
© FlyTeam simokさん
神戸空港を離陸するベルーガ (simokさん 2021年12月25日撮影)

日本へ22年ぶりに飛来したエアバスの大型輸送機「ベルーガ」、機体記号(レジ)「F-GSTC」が2021年12月28日(火)、トゥールーズに到着しました。「ベルーガ」の飛来が初めてとなった、関西国際空港、神戸空港では珍しい大型機を一目みようと多くの航空ファンが集まりました。今回の行程、さっそく振り返りましょう。

■「ベルーガ」22年ぶり日本飛来の行程
(日にち、便名、出発地 -> 到着地、飛行時間)
12/19:4Y8001便 トゥールーズ 13:55 -> マルセイユ 14:39 (0:44)
12/21:4Y8002便 マルセイユ 18:49 -> ワルシャワ 21:14 (2:25)
12/22:4Y8003便 ワルシャワ 12:49 -> ノヴォシビルスク 01:03 (6:15)
12/23:4Y8004便 ノヴォシビルスク 14:40 -> ソウル・仁川 22:18 (5:37)
12/24:4Y8005便 ソウル・仁川 13:02 -> 関西 14:30 (1:42)
12/25:4Y8006便 関西 10:16 -> 神戸 10:45 (0:29)
12/25:4Y8007便 神戸 17:12 -> ソウル・仁川 19:03 (1:51)
12/26:4Y8008便 ソウル・仁川 13:06 -> ノヴォシビルスク 17:25 (6:19)
12/27:4Y8009便 ノヴォシビルスク 10:21 -> ワルシャワ 10:34 (6:13)
12/28:4Y8010便 ワルシャワ 9:25 -> トゥールーズ 12:15 (2:50)

22年ぶり「ベルーガ」の日本飛来はSNS上での噂が先行。12月21日にフランス・マルセイユ空港を出発し、ポーランド・ワルシャワ、ロシア・ノヴォシビルスクまで飛来した際には、次の目的地は日本かと期待が高まりました。実際には韓国・仁川を経由して関西国際空港で一晩経たのち、最終目的地の神戸に到着しました。

ニュース画像 1枚目:関西国際空港で1晩を過ごしたベルーガ (FLYPEAKSさん 2021年12月25日撮影)
© FlyTeam FLYPEAKSさん
関西国際空港で1晩を過ごしたベルーガ (FLYPEAKSさん 2021年12月25日撮影)

関空から、エアバス・ヘリコプターズのある神戸への移動はおよそ30分。マルセイユで搭載された大型ヘリコプターが降ろされ、神戸での滞在時間は6時間半ほどで離陸し、22年ぶりに訪れた日本を後にしました。ちょうどクリスマスに飛来し、航空ファンには大きなクリスマス・プレゼントとなりました。

ニュース画像 2枚目:神戸空港での積み下ろし作業 (サンドバンクさん 2021年12月25日撮影)
© FlyTeam サンドバンクさん
神戸空港での積み下ろし作業 (サンドバンクさん 2021年12月25日撮影)

「ベルーガ」は新型機「ベルーガXL」への更新が進められていることから、2023年までに退役する予定です。このため、今回の日本飛来が最後となるのか、あるいはもう1度、ヘリコプター等の輸送に使われるのかも注目されます。

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