エアバスACJ220初号機、コムラックスへ引き渡し 艤装作業へ

エアバスACJ220初号機、コムラックスへ引き渡し 艤装作業へ

ニュース画像 1枚目:コムラックスに引き渡しされたACJ220初号機
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コムラックスに引き渡しされたACJ220初号機

エアバスは2022年1月5日(水)、エアバス・コーポレート・ジェットTwoTwenty(ACJ220)初号機をコムラックスに納入しました。製造番号(MSN)「50062」の機体で、12月にカナダ・ミラベル空港で初飛行を済ませていました。すでにアメリカのインディアナポリス国際空港にフェリーされ、コムラックス施設で客室の改修が実施されます。改修作業を終えて、2023年初頭にも旅客を乗せてコムラックスが運航、ファイブ・パーム・ジュメイラ・ドバイを運営するファイブ・ホテルズ・アンド・リゾーツが利用します。

ファイブ・ホテルズ向けの艤装では、8名が着席できる食事スペースの設置、55インチの大型スクリーン2つなどを含むエンタテイメント設備の搭載、キングサイズのベッドとシャワーを備えたマスタースイートの設置などが計画されています。照明は全てLEDを採用し、窓には電子制御のブラインドを備えます。

ACJ220は、エアバスA220-100型をベースとしたプライベート・ジェットで、12時間以上を飛行でき、顧客1人あたり73平米のスペースが確保されたゆとりある仕様です。定員19名で、機内には6つのVIPリビングエリアを設けられます。さらに航続距離は10,500キロメートル(km)と長距離飛行が可能です。

インディアナポリスのコムラックス施設でVVIPキャビンの艤装作業が実施されます。インディアナポリスでは今後、15機が客室の艤装が実施される予定です。

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