スウェーデンのTäby Air Maintenance(TAM)は、サーブ2000型の旅客機から貨物機へ初めての改修作業を手がけています。2022年第1四半期に作業が完了し、3月末までにヨーロッパ航空安全庁(EASA)、アメリカ連邦航空局(FAA)の認可を取得し、ローンチカスタマーのアメリカのジェットストリーム・アヴィエーション・キャピタルへ引き渡しされる予定です。
改修作業は、サーブ2000が旅客機として確保している貨物室に加え、貨物エリア6区画を確保します。貨物搭載可能なスペースは、55.4立方メートル(m3)、飛行時の搭載重量は3,400キログラム(kg)です。
TAMは、サーブ340B+型向けに旅客機から貨物機へ改修する作業を実施しているほか、変換キット開発も手がけています。サーブ2000は340より機体は大きく、63機が製造されています。サーブ340と合わせ、リージョナル貨物機の輸送重量や体積量などを合わせ、運航会社が最適な機材を選択できるようになります。