ティーウェイ航空、A330-300を2月導入 3月運航開始

ティーウェイ航空、A330-300を2月導入 3月運航開始

ニュース画像 1枚目:ティーウェイへ納入されるA330の尾翼
© T'way Air
ティーウェイへ納入されるA330の尾翼

韓国の格安航空会社(LCC)のティーウェイ航空は、中・長距離路線へ参入するためのエアバスA330-300型を2022年2月に受領、3月から運航を開始します。3月11日から、ソウル・金浦/済州線で運航を開始し、コロナ禍による入国規制の状況を勘案しながら、路線を展開する計画です。

ティーウェイ航空は、A330-300の導入で中・長距離路線の就航を明かしていましたが、具体的な路線として中距離ではシンガポール、シドニー、クロアチア、ザグレブ、キルギスタン、長距離ではロンドン、パリ、ロサンゼルス、ニューヨークなどの欧米路線を計画しています。

導入するA330-300は、165度までリクライニング可能な上級クラスを12席、エコノミー335席、合計347席を搭載します。この機体は、厦門で整備が進められており、2月中には韓国へフェリーされる予定です。また、新機種の導入にあたり、パイロット、客室乗務員の訓練も進められており、韓国国内線で慣熟飛行を実施していくものとみられます。

ニュース画像 1枚目:A330のビジネスクラス
© T'way Air
A330のビジネスクラス

日本では、ZIPAIRがボーイング787型機を使用し、成田空港を拠点にアメリカ本土への就航を実現しています。また、ANAホールディングスはエアージャパンをLCCに衣替えし、2022年度から787で中距離路線の東南アジア、オーストラリアへの就航を計画しています。韓国ではジンエアーが中距離路線を運航しており、日本の2社、ティーウェイ航空を含めた東アジアの中・長距離LCCによる競争が2022年は始まる年となりそうです。

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