グアムの「シードラゴン2022」終了、米海軍・海自など6カ国が参加

グアムの「シードラゴン2022」終了、米海軍・海自など6カ国が参加

ニュース画像 1枚目:アンダーセン空軍基地に集結した6カ国の哨戒機
© U.S. Navy Photo by Lt. Adam Baker
アンダーセン空軍基地に集結した6カ国の哨戒機

海上自衛隊は2022年1月20日(木)、グアムで開催された多国間共同訓練「シードラゴン2022」への派遣を終了しました。「シードラゴン2022」はアメリカ海軍が主催、固定翼哨戒機がグアム・アンダーセン空軍基地に集結し、対潜戦を中心に各国の連携や戦術技量の向上に取り組む演習です。2022年はアメリカ海軍のP-8Aポセイドンを中心に、オーストラリア空軍(RAAF)、カナダ空軍(RCAF)、インド海軍(IN)、韓国海軍(ROKN)、そして海自と6カ国が参加しました。

アメリカ海軍は、三沢飛行場に展開中の第47哨戒飛行隊(VP-47)「ゴールデンソードマン」、嘉手納基地に展開中のVP-26「トライデンツ」がそれぞれ日本から参加しました。

「シードラゴン」は、対潜戦(ASW)訓練に焦点をあて、270時間以上の飛行訓練が重ねられています。演習の最後には、実際にアメリカ海軍の潜水艦を使い、その追跡による哨戒機への実戦能力の向上につなげています。また、演習期間中には実機を使うだけでなく、参加国の全てのパイロット、戦術航空士などが参加した飛行計画、各国の能力などを考慮した戦術を議論しています。

なお、「シードラゴン2022」訓練期間中にアメリカ海軍のオハイオ級原子力潜水艦「USSネバダ(SSBN-733)」がグアムに前方展開した異例のことが公開されています。「ネバダ」のグアム訪問の意図、「シードラゴン」に参加したかは不明ですが、時期が一致していることは興味深いところです。

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