TBSテレビ、新たにD-3導入へ 運航する朝日航洋が川崎重工へ発注

TBSテレビ、新たにD-3導入へ 運航する朝日航洋が川崎重工へ発注

ニュース画像 1枚目:D-3と同型の5枚ブレードのH145
© Airbus Helicopters
D-3と同型の5枚ブレードのH145

朝日航洋は2022年1月24日(月)、最新型H145//BK117 D-3ヘリコプターを1機、川崎重工と契約しました。このD-3は、朝日航洋が契約した4機目で、この発注分はTBSテレビの報道取材、スポーツ中継用ヘリコプターとして運用されます。朝日航洋はドクターヘリとして3機のD-3を発注しており、これが4機目です。

TBS向けの報道ヘリコプターは現在、機体記号(レジ)「JA6693」と「JA06HD」の2機を朝日航洋が運航しており、いずれもシコルスキー製S-76C型を使用しています。耐震カメラをはじめ、高精細度ビデオ(HD)を搭載しており、D-3導入でもこうした装備が搭載されると見られます。

川崎重工が受注したD-3は13機目で、報道用としては2020年12月に契約した中日新聞社向けに続き、2機目です。川崎重工は、2019年3月にD-3を初受注して以来、ドクターヘリで計6機、警察と消防・防災、報道でそれぞれ2機ずつ、輸送で1機を契約しています。

D-3は、現行のBK117 D-2(D-2)ヘリコプターの改良型で、5枚ブレードのメインローター・システムを採用し、静粛性が高められていることが特徴です。キャビンスペースはフルフラットフロアを備え、多用途性に優れた後部の観音開きカーゴドア、高高度での優れたホバリング(空中停止)性能、低騒音、最新のアビオニクス搭載によるパイロットの負荷低減されています。

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