旧JAS「レインボーセブン」や「JALたまごっちジェット」で活躍のJA009D、離日

旧JAS「レインボーセブン」や「JALたまごっちジェット」で活躍のJA009D、離日

ニュース画像 1枚目:伊丹空港を離陸する「JA009D」 (まやさん 2022年1月26日撮影)
© FlyTeam まやさん
伊丹空港を離陸する「JA009D」 (まやさん 2022年1月26日撮影)

日本航空(JAL)は2022年1月26日(水)、ボーイング777-200型、機体記号(レジ)「JA009D」をアメリカにフェリーしました。この機体は、日本エアシステム(JAS)で「レインボーセブン」として1998年9月から運航され、JALへ2004年に統合に伴い移籍。日本国籍で約24年にわたり、親しまれてきました。1月26日(水)は保管されていた伊丹から中部国際空港(セントレア)に飛行した後、JL8132便としてホノルルを経由し、アメリカ本土へフェリーされています。

「JA009D」は、JASで「レインボーセブン」として約1万点の作品から選ばれたデザインを纏った機体として活躍。JAL移籍後も2006年7月から2007年10月にかけて「JALたまごっちジェット 2号機」として子どもたちに親しまれ、2018年7月から2019年11月にかけて「東京2020マスコット」のデカールが胴体後部に施されていました。

ニュース画像 1枚目:レインボーセブン塗装に「JAL」太陽のアークも記されている (Bokuranさん 2005年1月3日撮影)
© FlyTeam Bokuranさん
レインボーセブン塗装に「JAL」太陽のアークも記されている (Bokuranさん 2005年1月3日撮影)
ニュース画像 2枚目:たまごっちジェット (strikeさん 2007年6月11日撮影)
© FlyTeam strikeさん
たまごっちジェット (strikeさん 2007年6月11日撮影)

定期便の運航は、2021年2月21日(日)の那覇発伊丹着のJL2084便が最後でした。プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のPW4000エンジンを搭載しており、航空局からの運航停止を受けて約1年、伊丹空港で駐機されていました。JALはP&W搭載の777型の全機退役を2021年4月に決定していました。2021年12月には航空局がフェリー便に限り、運航を認めたことを受け、今回のアメリカへのフェリー便となりました。JALのP&Wを搭載する777の退役に伴うフェリーは、これが3機目です。

■JAL所属PW4000エンジン搭載機の退役フェリー
12/16(木) JA773J:那覇->名古屋(セントレア)->ホノルル->ヴィクターヴィル
1/6(木) JA8979:羽田->名古屋->ホノルル->ヴィクターヴィル
1/26(水) JA009D:伊丹->名古屋->ホノルル->

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