三菱重工傘下のMHI RJ、CRJシリーズのMRO拠点を拡大

三菱重工傘下のMHI RJ、CRJシリーズのMRO拠点を拡大

ニュース画像 1枚目:CRJシリーズのメンテナンス作業 イメージ
© MHI RJ
CRJシリーズのメンテナンス作業 イメージ

三菱重工傘下で航空機事業を手がけるMHI RJアビエーション・グループは2022年1月27日(木)、アメリカ・ジョージア州メーコンに新たなMRO施設を開設すると発表しました。MHI RJが手がけるCRJシリーズの保守、修理、オーバーホール(MRO)ネットワークの拡充に取り組むもので、ミドル・ジョージア・リージョナル空港に施設が開設されます。

新施設は、2022年後半の稼働を予定しており、最大で200名のスタッフを雇用します。施設を開設したメーコン周辺には、航空・宇宙産業の専門スタッフも多く居住していることから、高い技術力を備えたメンテナンス施設として稼働し、地域経済への貢献も期待されています。

この新たな施設の開設にあたり、メンテナンスを実施する整備ラインを2本、リースする契約が締結されています。この契約では、オプションとしてさらに2本を追加し、最大4本のメンテナンスラインを確保する可能性があります。MHI RJはウェストバージニア州ブリッジポートとアリゾナ州ツーソンにも同様のメンテナンスラインがあり、合計40の整備ラインを確保しています。

MHI RJは、ボンバルディアが手がけていたリージョナルジェット機のうちCRJ事業を買収し、そのメンテナンス、改修などを中心に幅広く活動を展開しています。メンテナンスでは各種部品を保管する拠点もカナダ、アメリカ、ドイツなどに展開しています。

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