日本航空(JAL)は68年前の1954年2月5日、羽田/沖縄線に就航しました。就航時、沖縄は日本に返還されておらず国際線として運航され、乗り入れた飛行場は嘉手納飛行場でした。現在の那覇空港へ乗り入れは、同年11月から開始しています。就航時に使用した機材はレシプロ旅客機の名作として知られるダグラスDC-6B型でした。レシプロ機は、シリンダー内のピストンの上下運動から発生させた力でプロペラを回転させ、現在の旅客機では見ることの出来ない懐かしいエンジンでもあります。
運航開始した50周年にあたる2004年2月、羽田/那覇線の就航を記念するため、ボーイング747-400型にDC-6Bを描いた特別塗装機が登場しました。羽田/那覇線は、国内線の中でもいち早く747-400が投入された路線でもあります。
現在、羽田/那覇線は1日最大12往復のうち、JALの主力機となっているエアバスA350-900型、ボーイング777-200型で運航されています。