油を売る暇なし?! 何機種ある?航空自衛隊の空中給油機

油を売る暇なし?! 何機種ある?航空自衛隊の空中給油機

ニュース画像 1枚目:KC-767とF-15戦闘機の空中給油
KC-767とF-15戦闘機の空中給油

航空自衛隊が数多く保有する航空機でもF-15イーグル、F-2、F-35ライトニングIIなど戦闘機に注目が集まりますが、その活躍を傍らで支える縁の下の力持ちがいること、ご存知ですか?戦闘機が確実に任務を果たすため欠かせない燃料を空中で給油できる特殊な航空機が、空自に配備されています。新たな機種が2021年10月に加わり、3機種となった空自の空中給油機を紹介します。

■3機種ある空中給油機

空自の空中給油機は現在、KC-46A、KC-767、KC-130Hの3機種で構成されています。新型のKC-46Aは空自の戦闘機、ヘリコプターともに空中給油できる機種です。美保基地に配備されている機体は、2021年2月8日(月)に初飛行。現在は1機のみですが、2024年度までに計6機、配備されます。

ニュース画像 1枚目:KC-46、胴体後部のブームはKC-767とよく似ている (CYGNUS_20-1101さん 2021年12月6日撮影)
KC-46、胴体後部のブームはKC-767とよく似ている (CYGNUS_20-1101さん 2021年12月6日撮影)

KC-767は主にF-15J/DJ、F-2A/B、F-35Aなどの戦闘機、KC-130Hは災害時に救出・救難活動を展開するUH-60Jヘリコプターなどに対応。KC-767は4機、KC-130Hは3機になる予定で、いずれも小牧基地に配備されています。

ニュース画像 2枚目:KC-767、胴体の後にブームが見える (ティーガーさん 2014年2月23日撮影)
KC-767、胴体の後にブームが見える (ティーガーさん 2014年2月23日撮影)
ニュース画像 3枚目:空中給油機能が付加されたKC-130H (Tango-4さん 2018年3月14日撮影)
空中給油機能が付加されたKC-130H (Tango-4さん 2018年3月14日撮影)

■普段から空中で待機する空中給油機

空中給油機は、万一の事態に対応する戦闘機やヘリコプターが基地に戻ることなく、任務の領空侵犯への対応や救難活動を長時間にわたり従事できるよう支援します。そのため、KC-767やKC-46Aは空中給油する予定がない場合でも日本の上空どこかを飛行し、万一の場合に迅速に対応できるよう備えています。

例えば、中国やロシアの戦闘機が日本を周回飛行し、戦闘機が領空侵犯対応のため緊急発進し、長時間にわたりその動向を追うことがあります。この様な場合には、戦闘機は対応を継続し基地に戻らず、上空待機の空中給油機が戦闘機を支援し、任務達成に貢献しています。

ニュース画像 4枚目:今後の活躍が期待されるKC-46AとF-15Eのコンタクト、画像はアメリカ空軍機
今後の活躍が期待されるKC-46AとF-15Eのコンタクト、画像はアメリカ空軍機

今、この時間も日本の上空で戦闘機を見守り、給油の出番に備えているかもしれない空中給油機。実は、戦闘機以上に「油を売る暇はない」かもしれません。

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