全日本空輸(ANA)は2022年3月5日(土)と3月6日(日)の2日間、羽田空港に駐機する整備訓練専用機を初めて近くから見学できる撮影ツアーと航空教室を開催します。ツアーの舞台となる整備訓練専用機は、ANAグループで運航後、2018年7月から技術系スタッフが実技経験を実機で整備業務の経験を積む訓練機として使用されています。訓練機は現在は整備訓練で使用されているため、滅多に見ることが出来ず、近くから見学できる初めての機会です。この機体は、ボーイング737-500型で、機体記号(レジ)「JA301K」として登録されていました。
■撮影ツアー
撮影ツアーは3月5日(土)に開催。このツアーは、航空ファンの社員が提案し、普段はなかなか見る機会のない整備訓練専用機を、自身のカメラで撮影できる企画です。ANAの格納庫内で、整備訓練専用機を中心に機体まわりに撮影エリアを数カ所に分け、各エリアをローテーションしながら、より多くの角度から自由に撮影できます。撮影時間は約60分です。1日3回実施し、各回とも小学生以上を対象に計20名が参加できます。ツアー代金は1人15,800円です。
■航空教室ツアー
航空教室ツアーは3月6日(日)に実施。この企画は、退役まで737-500を運航してきたANAウイングス社員の発案からツアー化されました。前半の航空教室は、ANAグループのパイロット・客室乗務員・整備士・グランドハンドリング・グランドスタッフがそれぞれの職種の仕事内容を説明。その後、格納庫へ移動し、整備訓練専用機に乗り込みコクピット、ギャレー、機体まわりを見学しながら、同行するパイロットや客室乗務員が飛行機の設備を説明してくれます。
この航空教室は、6歳から12歳の子どもと20歳以上の大人2名1組が参加対象で、子どものみ、大人のみでの参加は出来ません。参加した子ども全員に、ANAウイングスが作成したノベルティグッズが記念品としてプレゼントされます。航空教室は約45分、機体見学は約70分です。1日2回開催で、各回28組を募集、合計56組112名が参加できます。ツアー代金は1組35,000円です。
2つのツアーとも社員の発案で企画、立案されました。1機の機体撮影に特化したツアーは、ANAでは初めての試みでもあります。