輸送艦「おおすみ」、トンガ沖に到着 CH-47Jなどで輸送作業へ

輸送艦「おおすみ」、トンガ沖に到着 CH-47Jなどで輸送作業へ

ニュース画像 1枚目:トンガ沖に到着した「おおすみ」甲板、CH-47での輸送準備
© 陸上自衛隊
トンガ沖に到着した「おおすみ」甲板、CH-47での輸送準備

2022年1月下旬にトンガ沖で発生した火山噴火と津波による被害に対応し、防衛省・自衛隊は国際緊急援助活動を実施しています。1月下旬に航空自衛隊のC-130H輸送機、C-2輸送機で緊急支援物資を現地に輸送。さらに、1月24日(月)に海上自衛隊の輸送艦「おおすみ(LST-4001)」が出港。トンガ沖に2月8日(火)、到着しました。

「おおすみ」では、緊急援助物資を被災地に届ける準備が始まっています。乗船している陸上自衛隊の航空援助隊が、離島への輸送に使用するCH-47ヘリコプターの防錆用カバーを外すなど、輸送活動に向け作業が進められています。「おおすみ」には、高圧洗浄機60台、リヤカー50台、一輪車200台、ポリタンク1,900個、飲用水10トンなどが搭載されており、ヘリと海上自衛隊の揚陸艇「LCAC」で物資を輸送します。

なお、航空自衛隊による航空隊は、2機派遣したC-130に搭乗した隊員1名のコロナ陽性と、濃厚接触が疑われる隊員を含め活動を一時停止。1月29日(土)にこの輸送任務を再開しました。C-130の1機が活動停止中にも、C-130とC-2の計2機で支援物資の輸送が継続され、飲用水、食料品、高圧洗浄機、ゴーグル、防塵マスク、作業用手袋など火山灰除去の活動に必要な用具をトンガに届けています。

ニュース画像 1枚目:ファアモツ国際空港へ物資輸送後、現地職員による積み替え作業
© 航空自衛隊
ファアモツ国際空港へ物資輸送後、現地職員による積み替え作業
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