エアバスA350F、新規契約 シンガポール航空は確定・エティハド航空から受注

エアバスA350F、新規契約 シンガポール航空は確定・エティハド航空から受注

ニュース画像 1枚目:エアバス A350F イメージ
© AIRBUS
エアバス A350F イメージ

エアバスは2022年2月16日(水)、シンガポール・エアショー2022に合わせ、2社とA350貨物機(F)の契約を発表しました。1つはシンガポール航空との覚書の確定、もう1つはエティハド航空との新たな契約です。この契約獲得で、A350Fの受注数は計29機になります。

シンガポール航空は2021年12月、A350Fを7機、確定発注する覚書を締結しました。今回、詳細が決定し、改めて契約確定したもので、2025年第4四半期に1機目が引き渡しされる予定です。シンガポール航空は、この新機種導入で、ボーイング747-400Fを更新します。

エティハド航空は今回、A350Fを7機、新たに契約する覚書を締結しました。すでにA350-1000旅客機を5機、契約しており、これに追加する機材の契約です。あわせて、A350の整備支援サービス「フライトアワーサービス(FHS)」も締結。貨客両仕様ともメンテナンスのサポートを受けます。

A350Fの貨物搭載量は109トンで、貨物専用機にはメインデッキにパレットやコンテナを搭載するための大型貨物ドアが備えられます。エンジンは、旅客機と同じロールスロイス製のトレントXWB97を搭載。国際民間航空機関(ICAO)が2027年以降、世界的に厳しい規制を提供する環境要件に対応し、消費燃料は40%抑制でき、年間の二酸化炭素抑制は40万トンと推計されています。

■A350Fの契約状況
(当初の契約日:契約社名、機数、納入時期)
<2021年>
11/15:エア・リース・コーポレーション、7機(LoI)、時期発表なし
11/19:CMA CGMエア・カーゴ、4機(LoI->12/20確定)、時期発表なし
12/15:シンガポール航空、7機 (確定)、2025年第4四半期
12/16:エールフランス、確定4機・追加4機(LoI)、時期発表なし
<2022年>
2/16:エティハド航空、確定7機(LoI)、時期発表なし
※LoI:購入意向表明書の締結

この記事に関連するニュース
メニューを開く