KYB、アクチュエータ・ブレーキなど製造する航空機器事業から撤退へ

KYB、アクチュエータ・ブレーキなど製造する航空機器事業から撤退へ

航空機用油圧機器などの生産を手がけてきたKYBは、航空機器事業から撤退する方針を決定しました。2022年2月8日の取締役会で、方針を決議しています。1935年に萱場製作所として創立されて以来、航空機用油圧機器や空母のアレスティング・ワイヤーを手がけ、これまで航空関連の事業を手がけてきました。2020年度の航空機器事業では、航空機用アクチュエータ、バルブ、ホイール、ブレーキを製造しており、売上高は39億円です。

現在は、事業の中心は自動車・二輪車用などのオートモーティブコンポーネンツ事業、建設・産業機械向けのハイドロリックコンポーネンツ事業、特装車両事業を手がけ、これらに経営資源の選択と集中を進めます。航空機用油圧機器に関連する事業は、KYBの事業を全面的に再検討に伴う判断です。

航空機用油圧機器の修理を含むすべての事業は今後、段階的に終了させていきます。具体的な計画、人員の活用は、関係各所と共に詳細を詰めていく方針です。

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