エリザベス女王やチャールズ皇太子の外遊はファルコン900LX!英空軍に新機材

エリザベス女王やチャールズ皇太子の外遊はファルコン900LX!英空軍に新機材

ニュース画像 1枚目:ファルコン900LX イメージ
© UK MoD
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イギリス空軍は、ロイヤル・ファミリーの移動に対応していたブリティッシュ・エアロスペース製造のBAe-146型の更新機としてダッソー製のファルコン900LXを採用しました。エリザベス女王やチャールズ皇太子などイギリス王室の外遊を含め、新たなファルコン900LXで今後も、世界各国への訪問を支援します。

イギリス国防省の装備支援庁(DE&S)がビジネスジェットの運航・整備などを手がける民間企業のセンターラインと契約を締結。センターラインとの契約は、ファルコン900LXを2機の納入、2年間の初期サポート、必要に応じて3年間のサポート延長が含まれています。サポートには、センターラインのパイロットがイギリス空軍のパイロットと共同で運航することも含まれています。

イギリス空軍とDE&Sは、ファルコン900LXの選定で、性能と費用対効果、納入期限の短さで優れた提案だったと評価。さらに、航空機の高い燃費効率、指向性赤外線妨害(DIRCM)システムなど最新のミサイル攻撃の防御システム、軍用の通信機器搭載なども実現します。完全運用までは2段階を設けています。第1段階では、センターラインのパイロットも搭乗しますが、軍用システムの搭載など機体改良後の段階は、イギリス空軍の隊員のみで運用します。

退役するBAe-146の2機は、すでにダックスフォード帝国戦争博物館とサウスウェールズ航空博物館の2箇所へフェリーされています。1986年4月に導入した「ZE700」、1986年7月に導入した「ZE701」の2機で、王室向け運航を担った機体として通常のイギリス空軍のグレーではなく、白をベースとした塗装が施されていました。新たに導入されるファルコン900LXでも同様の塗装を引き継ぐか、注目されます。

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