大分空港の宇宙港化、シエラ・スペースともパートナーシップ締結

兼松、大分県、アメリカのSierra Space(シエラ・スペース)の3者は2022年2月26日(金)、大分空港をアジアの宇宙拠点として活用に向けたパートナーシップを締結しました。シエラ・スペースは、無人の宇宙往還機「Dream Chaser(ドリーム・チェイサー)」を開発しており、国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を目指しています。シエラ・スペースの代理店を務める兼松は、日本で国内企業向けに宇宙機器の販売、商用宇宙ステーションの利用事業などに宇宙事業の対象を拡大し、今回の大分県との連携で、さらなる国内での事業開発を目指しています。3者の協力により、安全性・環境面の予備検証、経済波及効果など、具体的な検討を進めます。

シエラ・スペースは2022年、アメリカからドリーム・チェイサーによるISSへの物資輸送を実施する予定です。さらに、2026年以降に有人機の打ち上げ、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏が設立した民間宇宙企業ブルー・オリジンと共同で商業宇宙ステーション「オービタル・リーフ(Orbital Reef)」開発を進めています。

大分県は、大分空港を活用し、航空機を利用した人工衛星打上げ事業を手がけるヴァージン・オービットとも協力しており、シエラ・スペースとも協力することでアジア初の宇宙港として活用していきます。さらに、大分県は産業集積、観光資源の開発・活用にもつなげていきます。