フィンエアーは2022年2月28日(月)から3月6日(日)まで1週間、成田・関西線などの日本路線、韓国・ソウル線、中国・上海線と東アジア路線の運航を休止します。さらに、アジア路線に加え、モスクワ、サンクトペテルブルグ線も運休します。ヨーロッパ連合(EU)がロシア機の上空通過を禁止したことに伴い、フィンランドもこれに参加し、対抗措置としてロシアが上空通過を禁止したことに伴う措置です。
日本、韓国、中国へのフライトは、代替ルートの選定を進めているとも公表。経路計画が確定次第、改めてフライトの運休、または運航計画を公表する予定です。
アジア路線でもヘルシンキ発着のバンコク、プーケット、シンガポール、デリー線、さらにストックホルム発着のプーケット線はロシア領空を通過しない航路で、運航を続けます。
通常の航路は、ヘルシンキを離陸後にロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、インドなどの上空を経由してシンガポールやタイ、インドに向かっています。航路変更により、ヘルシンキを離陸後にバルト3国、ポーランド、ハンガリー、トルコなどの上空を通過し、中東やインド上空を通過します。この航路変更により、飛行時間は1時間ほど長くなる見通しです。
なお、全日空(ANA)、日本航空(JAL)の日本や韓国、中国の航空会社は3月1日(火)も引き続き、ロシア上空を通過する航路で運航しています。