ルフトハンザとエールフランス、経路変更で日本路線を運航 羽田と関空に

ルフトハンザとエールフランス、経路変更で日本路線を運航 羽田と関空に

ニュース画像 1枚目:過去の飛来時のルフトハンザA340「D-AIGM」(Tatsuya.Kさん 2021年11月1日撮影)
© FlyTeam Tatsuya.Kさん
過去の飛来時のルフトハンザA340「D-AIGM」(Tatsuya.Kさん 2021年11月1日撮影)

ルフトハンザドイツ航空が運航するLH716便が2022年3月2日(水)、羽田空港に通常と異なる経路で到着しました。エールフランスも3月2日(水)から、パリ発関西線を運航しました。ウクライナ情勢を受け、EUがロシア機の上空飛行を禁止した対抗措置でロシア上空を飛行できないことから、ロシア上空を飛行せずに経路変更した運航です。

ルフトハンザのフランクフルト発羽田着LH716便は、通常時は羽田着13時5分ですが、3月2日(水)は定刻より1時間30分遅れの14時35分でしました。飛行した経路は、フランクフルトを離陸後、ウィーン近くからルーマニア、ブルガリア、黒海へと抜け、ジョージア、アゼルバイジャンからカスピ海を経てカザフスタン上空を飛行しています。

ニュース画像 1枚目:ルフトハンザLH716便 3/1〜2の航路
© Flightrader24
ルフトハンザLH716便 3/1〜2の航路

距離では、ロシア上空を飛行すると9,380キロメートル(km)ですが、変更した航路は約11,170kmで、1,700キロほど長く飛行しています。使用機材は、エアバスA340-300型で、航続距離の性能では12,000〜13,000kmの飛行が可能です。

ニュース画像 2枚目:過去に羽田に飛来した際のエールフランスA350 (SGR RT 改さん 2021年8月12日撮影)
© FlyTeam SGR RT 改さん
過去に羽田に飛来した際のエールフランスA350 (SGR RT 改さん 2021年8月12日撮影)

エールフランスは3月2日(水)、パリ発関西着AF292便を運航しています。エールフランスは2月26日(土)のパリ発AF276便、その折り返しの成田発AF275便でルフトハンザと同様の経路を運航しています。また、成田線は2月28日に運航をキャンセルしましたが、3月3日(木)に運航を再開します。関西線は航続距離15,000kmのA350-900型、成田線は14,000kmのボーイング777-300ER型で運航します。エールフランスは日本路線を含むアジア路線について、経路見直しを含め、一部便のキャンセルを発表していました。

ニュース画像 3枚目:エールフランスAF292便 3/1〜2の航路
© Flightrader24
エールフランスAF292便 3/1〜2の航路
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