ANA、3/10まで日欧間は2路線のみ運航 ブリュッセル・フランクフルト線

ANA、3/10まで日欧間は2路線のみ運航 ブリュッセル・フランクフルト線

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ANA ボーイング787-9 イメージ、コロナワクチンの輸送も継続

全日空(ANA)は2022年3月10日(木)まで、ヨーロッパ路線の運航・運休便を決定しました。ロシア・ウクライナ情勢を考慮し、安定的・円滑な運航維持を主眼として、運航便は通常時のロシア上空を回避し、中央アジアを通過する航路に変更します。旅客便の欠航便は3月3日(木)から3月9日(水)まで28便、運航便は3月4日(金)から3月10日(木)まで22便です。運航便は成田/ブリュッセル線と羽田/フランクフルト線の2路線です。

ブリュッセル線は、コロナ禍の現在、日本へのワクチン輸送を担っており、フランクフルト線は、提携するルフトハンザドイツ航空がヨーロッパ各地へ乗継便を多く展開しています。日本とヨーロッパを結ぶ物流・人流の重要性を考慮し、路線を絞って運航を継続します。

ANAによると、変更した経路の安全性は確認済みで、提携するルフトハンザドイツ航空も日本路線で運航する経路として採用されているとコメントしています。また、中央アジアを飛行する経路は、天候が不安定な場合、貨物重量の増加などの場合でも、定期便で就航する空港を中継地として活用できることを選定理由に挙げています。中継地として利用する空港には、南ヨーロッパに位置するウイーンなどを想定しています。

なお、飛行時間はロシア上空から中央アジア経由への変更で長くなります。成田発ブリュッセル行きは、通常時は約12時間のところ変更で約15時間30分と、到着は3時間30分遅くなります。ブリュッセル発成田行きは、通常時は約11時間ですが、変更で約13時間と2時間遅くなります。

期日: 2022/03/04 〜 2022/03/10
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