中国南方航空のエアバスA380型が2022年中にも退役する見込みです。最大5機を保有していましたが、すでに「B-6136」「B-6137」がアメリカのモハベにフェリーされており、近く解体がはじまる予定です。機体を受け入れた整備企業のジェット・ミッドウェスト(Jet Midwest)は解体後、PW980A APUやエンジンナセルなど、A380搭載のパーツを販売します。
中国南方航空はA380を2011年10月に1機目を受領しています。最も新しい機体は、2013年2月に受領しており、5機の平均機齢は10年超です。主に北京発着のアムステルダム、広州発着のロサンゼルス、シドニー線などに投入されていました。中国国内線や成田線にも投入され、コロナ禍に襲われた2020年3〜4月には成田空港に飛来する機会も多くありました。
このA380は、ファーストクラス8席、ビジネスクラス70席、エコノミークラス428席、合計506席の使用でした。ファーストクラスは1階前方でプライベート感を演出、ビジネスクラスは2階前方に配置されていました。