中国南方航空A380、年内に完全退役 退役機の解体はじまる

中国南方航空A380、年内に完全退役 退役機の解体はじまる

ニュース画像 1枚目:退役した中国南方航空A380「B-6137」 (nh747dさん 2020年9月9日撮影)
© FlyTeam nh747dさん
退役した中国南方航空A380「B-6137」 (nh747dさん 2020年9月9日撮影)

中国南方航空のエアバスA380型が2022年中にも退役する見込みです。最大5機を保有していましたが、すでに「B-6136」「B-6137」がアメリカのモハベにフェリーされており、近く解体がはじまる予定です。機体を受け入れた整備企業のジェット・ミッドウェスト(Jet Midwest)は解体後、PW980A APUやエンジンナセルなど、A380搭載のパーツを販売します。

中国南方航空はA380を2011年10月に1機目を受領しています。最も新しい機体は、2013年2月に受領しており、5機の平均機齢は10年超です。主に北京発着のアムステルダム、広州発着のロサンゼルス、シドニー線などに投入されていました。中国国内線や成田線にも投入され、コロナ禍に襲われた2020年3〜4月には成田空港に飛来する機会も多くありました。

このA380は、ファーストクラス8席、ビジネスクラス70席、エコノミークラス428席、合計506席の使用でした。ファーストクラスは1階前方でプライベート感を演出、ビジネスクラスは2階前方に配置されていました。

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