フィンエアー、北回りで成田/ヘルシンキ線再開 ロシア領空回避

フィンエアー、北回りで成田/ヘルシンキ線再開 ロシア領空回避

ニュース画像 1枚目:フィンエアー イメージ (りおんさん 2019年10月9日撮影)
© FlyTeam りおんさん
フィンエアー イメージ (りおんさん 2019年10月9日撮影)

フィンエアーは2022年3月9日(水)から、成田/ヘルシンキ線を再開しました。ロシア・ウクライナ情勢を受け、ロシア上空を回避する航路で初めての運航となりました。ヘルシンキ発のAY73便は、エアバスA350-900型で運航され、ヘルシンキを離陸後に北へ向かい、北極圏、アラスカを通過し、太平洋ではロシア領空を避けながら南下し、約13時間のフライトでした。2月に同じ機材でヘルシンキ発AY73便は、約9時間で運航されており、飛行時間は約4時間長くなりました。成田発AY74便は、22時40分に出発する予定です。

ニュース画像 1枚目:ヘルシンキ発3/9のAY73便航路
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ヘルシンキ発3/9のAY73便航路

フィンエアーは、韓国・ソウル線、中国・上海線の2路線も再開する予定です。この2路線は、ヘルシンキ発が中央アジアを経由する南回りで運航。ヘルシンキ行きは、上海発は南回り、仁川発は南回りだけでなく、アメリカ上空を経由する北回り航路で運航する可能性もあります。関西線は2022年4月末まで関西/ヘルシンキ線の運休を決定しています。

なお、北回り航路では、日本航空(JAL)もアラスカ、グリーンランドを経由するロンドン線を運航しています。羽田発JAL43便はロシア上空を経由する通常時は12時間前後、航路変更で14〜15時間、復路のロンドン発JAL44便は10〜11時間でしたが現在は14〜15時間と、飛行時間が長くなっています。

■フィンエアー成田/ヘルシンキ線の出発時間
AY073 ヘルシンキ 17:30 / 成田 13:30(+1) (火、木、金、土)
AY074 成田 22:40 / ヘルシンキ 05:00(+1) (水、金、土、日)

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