ドイツ空軍、トーネード後継機にF-35導入へ

ドイツ空軍、トーネード後継機にF-35導入へ

ニュース画像 1枚目:ドイツ・シュパングダーレム空軍基地でのアメリカ空軍F-35AライトニングII
© U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Maeson L. Elleman
ドイツ・シュパングダーレム空軍基地でのアメリカ空軍F-35AライトニングII

ドイツ空軍は、F-35ライトニングIIを調達する方針です。ドイツ政府は戦闘爆撃機トーネードの後継機として2年以上、議論を進めてきました。ドイツのトーネード後継機の導入で、F-35ライトニングIIが検討されていましたが、2019年に採用を見送り。トーネード後継機に最有力だったF/A-18Eスーパーホーネットの導入を覆し、F-35の導入を決定しました。F-35を35機導入、同時にすでに保有するユーロファイターも追加導入します。ドイツは、ウクライナ情勢で緊張感が高まったヨーロッパの現状に対応するため、防衛予算を増額しており、これによりステルス戦闘機を導入します。

ドイツでのF-35は、NATO加盟国で実施するバルト3国の防衛でアメリカ空軍が使用するなど、すでにドイツ国内での運用実績があります。今回、ドイツ空軍が導入を決めた空軍仕様のF-35Aは、NATO加盟国ではイギリス、イタリア、オランダ、デンマーク、フィンランド、ベルギー、ポーランドが導入・調達中です。

ドイツのF-35導入は今後、正式な手続きを経て、F-35がトーネードの後継機になると見られます。なお、フランスと共同開発する次世代戦闘機(FCAS)は、引き続き開発を継続する方針も示されています。

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