入国手続き・陰性証明不要など、イギリス・カナダの航空会社が緩和策 歓迎

入国手続き・陰性証明不要など、イギリス・カナダの航空会社が緩和策 歓迎

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世界各国で旅行者受け入れ再開が進んでおり、入国前の新型コロナウイルス(COVID-19)検査による陰性証明の提示を廃止する動きが出てきました。イギリスは2022年3月18日(金)から、カナダも4月から陰性証明の提示を求めないと発表しています。これを受け、国際線の利用客が戻ってくると航空会社も期待感を示しています。

イギリス政府は現地時間3月18日(金)午前4時から、ワクチン接種済みの旅客の入国条件として残っていた「乗客追跡フォームの入力」を廃止し、ワクチン接種未完了者も搭乗前と到着後2日目の陰性検査が必要なくなります。これにより、大幅に入国手続きの条件が緩和されます。イギリスは2月11日から、ワクチン接種完了者は「乗客追跡フォームの入力」のみで受け入れていました。今回のフォーム廃止で、先進国ではもっとも緩和された条件で入国が可能になります。

カナダ政府は4月1日(金)から、ワクチン接種済みの旅行者は、空・陸・水路でカナダ入国時、COVID-19検査結果の提出を免除します。現在、カナダ入国時には、ワクチン接種済みでもカナダ入国前72時間以内に実施したコロナ陰性検査の結果の提示が必要ですが、これが必要なくなります。4月1日(金)は事前の検査は必要なくなりますが、ワクチン接種済みの旅行者からランダムな陰性検査が実施されます。この検査は、結果判明まで検疫は求められません。

渡航時に事前の陰性検査証明の取得には時間と費用がかかり、気軽に旅行する際のハードルの1つとなっていました。イギリスの航空会社で作る協会「Airlines UK」は、旅行需要が増加する2022年4月17日(日)のイースター前休暇の緩和で、航空会社はヨーロッパ域内の旅行をはじめ、活性化が見込まれると歓迎しています。カナダでも、エア・カナダが入国を緩和する世界の流れに合わせ、夏の旅行シーズンに観光産業の回復が加速するだろうと歓迎しています。一連の入国緩和策と同時に、航空会社はそれぞれ高い公衆衛生のガイドラインの導入や清潔さを保つ取り組みを継続しています。

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