ウクライナ国際航空は、ウクライナ国外でのチャーター便と人道支援便の運航など、ウェットリースによる他の航空会社などとの運航協力を実施すると発表しました。ロシアによるウクライナ侵攻を受け、ウクライナ国際航空は定期便を運休しています。その状況下ですが、ウクライナ国外に駐機する機材を活用し、ウェットリースを通じた収入確保に取り組みます。
ウクライナ国際航空は保有機を使い、ウクライナを経済的に支援する企業の協力を得ながら収益確保、ウクライナ政府への納税を続ける方針です。単発のチャーター便運航、連続して運航するチャータープログラム、さらに人道的な貨物輸送などに対応します。なお、航空会社との協力では、ロシアやベラルーシに飛行しておらず、この2カ国から収益を得ていない企業のみの運航を担う方針です。
ウクライナ国際航空はロシア侵攻による定期便を運航した2月24日(木)時点、保有機はボーイング737型が16機、ボーイング767型が2機、エンブラエルE190型が7機、計25機でした。このうち、ウクライナ国内には11機、国外には14機があるとみられます。