中国東方航空MU5735便のブラックボックス、1つ見つかる

中国東方航空MU5735便のブラックボックス、1つ見つかる

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中国東方航空の昆明発広州行きMU5735便が2022年3月21日(月)、広西チワン族自治区・梧州付近で墜落した事故で、注目されているブラックボックスの1つが発見されました。墜落したボーイング737-800型、機体記号(レジ)「B-1791」には、飛行データを記録するフライト・データ・レコーダー(FDR)とコクピットでパイロットの会話などを記録するコクピット・ボイス・レコーダー(CVR)の2つが搭載されていますが、見つかったものはいずれかは不明です。搭載されているFDR、CVRはハネウェル製の機器です。

中国の航空当局はこれまでに乗客123名、乗員9名、計132名の生存は絶望的との見解を示しています。この墜落事故の様子として、垂直に落下する映像が捉えられており、事故原因に関心が高まっています。

事故発生当時、飛行していた空域の天候は、飛行に支障のない状況であったと発表されています。また、航空管制との通信は通常通りに行われており、緊急事態の宣言などもなく、事故に至った流れが公表されています。

事故後に中国東方航空は737-800の運航を停止し、点検などを実施しています。中国東方航空を除く中国の航空会社は、737-800の運航を継続しています。中国の航空当局は、ボーイング737 MAX型の事故発生時には世界でも早い段階で運航停止を命じましたが、737-800型は現時点で運航停止は命じていません。

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