シンガポール航空は2022年3月末、シンガポール/ニューヨーク間にエアバスA380型の投入を再開しました。シンガポール/ニューヨーク間で投入されたA380はフランクフルト経由便です。シンガポール航空は、直行便として世界最長路線のシンガポール/ニューヨーク・JFK線とシンガポール/ニューアーク線ともA350-900ULR型でも運航しています。これにより、アメリカ路線はコロナ前の90%まで再開、さらに6月までにはコロナ前を上回る計画です。
シンガポール航空によると、アメリカ路線はコロナ前は週57便を運航していましたが、厳しい時期には週3便にまで激減。ワクチン接種済みの旅行者を対象とした隔離を必要としない入国専用レーンを活用し、徐々に便数を再開しました。さらに6月までにロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストンなどの路線を加え、週62便とコロナ前の便数を超える計画です。
シンガポール航空は現在、ファーストクラス6席、ビジネスクラス78席、プレミアムエコノミー44席、エコノミー343席、計471席のA380を運航しています。A350-900URLはビジネスクラス67席、プレミアムエコノミー94席、計161席の仕様です。A380、A350ともビジネスクラスは「1-2-1」の配列、プレミアムエコノミーは「2-4-2」の配列です。なお、A380は9機ほど運航を再開し、ロンドン、シドニー線などに投入しています。