シンガポール政府は2022年4月から、新型コロナウイルスのワクチン接種完了した渡航者の入国制限・隔離を全面的に解除しました。ワクチンを2回接種している場合、入国時に出発48時間前以内に受検した陰性証明書を提示すると、到着後の検査や隔離は免除されます。
日本とシンガポールを結ぶ各航空会社による、ゴールデンウィークを含む4月から6月までの週間の往復便数は以下の通りです。曜日を選びつつ、日本各地とシンポールを直接往来できるようになり、利用する便の選択肢も増えつつあります。
国内出発地 | 航空会社 | 4月 週間便数 | 5月 週間便数 | 6月 週間便数 |
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東京・成田 | シンガポール航空 | 11 | 11 | 11 |
JAL | 4 | 4 | 7 ※増便 | |
ANA | 5 | 5 | 5 | |
ZIP | 3 | 3 | 3 | |
スクート ※注 | 4 | 4 | 4 | |
東京・羽田 | シンガポール航空 | 3 | 3 | 3 |
JAL | 3 | 5 ※増便 | 5 | |
ANA | 2 | 2 | 2 | |
名古屋 | シンガポール航空 | 3 | 3 | 3 |
関西 | シンガポール航空 | 7 | 7 | 7 |
福岡 | シンガポール航空 | 2 | 2 | 2 |
※スクート:台北でのトランジット不可、台北行きのみ利用可
コロナ禍によるシンガポールの入国制限で、2020年4月は日本からシンガポールへの入国者数はわずか25人と、往来はほぼストップ。同年7月以降、日本からシンガポールへの入国者数は1カ月で500人台を推移し、同年9月から日本とシンガポール政府がビジネス渡航で合意したものの、2021年に入っても500〜700人台で推移しました。コロナ前の2019年は年間88万人超の日本人が訪れましたが、2021年はその1%未満に留まり、航空会社へ大きな影響が及んでいました。
4月現在、日本4都市・5空港からシンガポールにアクセス可能です。日本への入国も少しずつ緩和され、4月10日以降の日本到着便の搭乗者数は、日本の航空会社は週1万7500人以下、海外の航空会社は1便あたり平日140名以下、休日120名以下となっています。大きく緩和されたシンガポールへの入国と、日本入国が緩和されつつある中、レジャー目的の海外旅行先としてシンガポールは人気ディスティネーションになるかもしれません。