エアバスと川崎重工、航空機の生産・輸送・補給の水素利用で協力

エアバスと川崎重工、航空機の生産・輸送・補給の水素利用で協力

ニュース画像 1枚目:エアバスと川崎重工 航空機の水素利用で協力
© Kawasaki Heavy Industries, Ltd.
エアバスと川崎重工 航空機の水素利用で協力

エアバスと川崎重工業は2022年4月12日(火)、水素社会の実現に向け、日本で航空機への水素の利用促進調査で協力すると発表しました。両社は覚書を締結し、水素の生産、空港への輸送、航空機への補給と、様々な段階の水素サプライチェーン構築について調査します。

水素燃料の航空機運航には、冷却した液化水素の輸送に始まり、その貯蔵、航空機への搭載までの一連の流れを新たに整備する必要があります。このため、エアバスと川崎重工は共同で、航空機の水素利用に必要な政策提言、課題への取り組みを実現するロードマップを作成。航空業界で水素のインフラ整備を先導し、特に空港を水素供給の拠点とすることに力を入れる方針です。

エアバスは現在、水素燃焼エンジンの実用化に取り組むプログラムを展開しています。水素燃焼エンジンを搭載した民間航空機を2035年までに運航することを目指しており、エアバスはエンジンメーカーとも協力し、研究・開発に取り組んでいます。

また、川崎重工は世界初の液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」で、大量の水素を、効率的かつ安全な輸送の実現に取り組んでいるほか、水素の液化、運搬、そして受入基地での貯蔵・輸送のインフラ整備に取り組んでいます。

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